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「CoderDojo Advent Calendar 2016」の23日目担当です。

CoderDojo本町でメンターをしております。CoderDojo本町は今年の10月から開かれている、新し目のDojoです。

CoderDojoって公文式に似ている

突然なんなんだと言われそうですが、CoderDojoって公文式に似ているなと思っています。小学生のころ公文式に通っている友達がいたのと、家の近くに公文式があるのでふと思い出しました。あと、その友達めちゃくちゃ頭良かった。

世界中に広がっている

CoderDojoはアイルランド発祥で、今では世界66カ国にDojoがあります。一方公文式は日本から海外へ広がり、今では49カ国で開かれているそうです。

CoderDojo Japan

世界に広がるKUMON

また、地域でみると、世界で1150の道場、日本では67箇所にあるそうです。日本でいえば関西だけでも20箇所で開かれています。

関西のCoderDojoの開催予定がわかるカレンダーをみんなで作ってます!

答え教えるのが目的ではない

公文式のサイトに書かれていますが、公文式の指導者は答えを教えるのが目的ではないようです。学習中の役割を抜粋すると、

学習中の子どもの様子を観察し、必要に応じてヒントやアドバイスを与えます。また、教材を解き終わった子どもたちの答案を採点します。間違いは、すぐに解き方や答えを教えるのではなく、ヒントを与えて、間違えた箇所や理由を、その子ども自身が発見できるようにします。

指導者の役割

「CoderDojo Advent Calendar 2016」で他のメンターの方もよく書かれていて、CoderDojoでのメンターの役割はプログラミングの答えを教えることではなく、どうやったら動くようになるかヒントを教えたり、時には一緒になやんだりすることです。

子どもたちの自主性を尊重するあたりも似ているなと感じました。

年齢や学年が関係ない

小学生のころの思い出で、小学生低学年だったころ、公文式に通っていた友達がすでに高学年の数学をやってました。公文式のイメージはやればやるだけ伸ばしてもらえるようなイメージです。

CoderDojoも一応導入のステップのようなものは各Dojoで用意されてると聞きますが、それをやらないとダメなわけではないですし、どんどん新しいことに挑戦するニンジャ(子ども)もいます。

今年開催されたDojoConを見に行った時は、本格的なゲームを作って発表しているニンジャもいました。技術もすごいですし、大勢の大人の前で話せることもすごいです。年齢や学年によって枠にはめないところがDojoのいいところです。

DojoCon Japan 2016に行ってきた

きっかけは身近な想いから

公文式は、創始者の子どもへの想いがきっかけだそうです。

子どもが高校に進んだ時、数学がらくにできるようになっていれば、自分の好きなことを追求できるだろう。そのために、家庭では何をしておけばよいか—-。

公文式の特長~公文式学習とは~

CoderDojoは自分の子どもではないですが、次の世代の若者のために何かしたいというのがきっかけ。

学校ではコンピューターのクラスもなかったし、自分で試行錯誤しながら学んできたので、教えてほしいと いう若者がいたら手を貸してあげたいと思った James Welton(19歳)

CoderDojo Tokyo のなりたち

2人とも最初は世界中に広がると思っていたかは分からないですが、この想いに共感する人がたくさんいて今では世界中にひろがっているんでしょう。

こうして見るとけっこう似てますよね。もちろん営利・非営利の違いや、そもそも教えてるものが違いますが、世界に広がる公文式とCoderDojoは根幹の考え方は同じなんだなと感じました。

プログラミングは世界共通言語

正直、プログラミングを子どもに教えるってどう思われてるんだろうなと気になることがあります。プログラミングを習ってるというと、一般的なイメージはパソコンの前に座って、画面を見ながらキーボードを叩いてるみたいな感じですかね??肌感でそのあたりが分からないですが。

テレビでプログラミング教育が流行っているというニュースをたまに見るとはいっても、サッカーや野球、ピアノとかに比べるとまだまだイメージと違うんじゃないかなと思います。

プログラミングのメリットは世界と繋がれるところ

プログラミングをやる楽しさは、コードを書いてゲームを作ったり、アプリを作ったり、人によっていろいろあると思いますが、プログラミングを通して世界中の人と繋がれるところかなと最近感じています。

CoderDojoではまずScratchから始まり、Scratchのサイトの「見る」というページで、いろんな人の作品を見ることができます。

「見る」 ~ Scratch ~

作品のコメント欄を見ていると、日本語でコメント付いているものや、英語でコメント付いているものがあって、世界中の人と交流できることがわかると思います。コードはどこの国にいっても変わらないので、コードを通して世界中の交流ができるところもプログラミングのいいところです。

ぼくはGitHubでちょっとしたコードを公開したり、WordPressのテーマを作ったりしてますが、どこかの国の知らない人から「このテーマいいね」とレビューがついたり、突然フォークされたり、プルリクくると嬉しいです。

世界中のだれかと交流をもつ機会ってそうないですし、プログラミングを通して作るだけでなく、世界中の人たちと交流する楽しさも知ってもらうのが個人的な目標です。

プログラミングを習得したいのであれば、勉強すれば何とかなります。ですが、CoderDojoではプログラミング+αのことをニンジャたちに感じてほしなと思いますし、逆に自分もCoderDojoに集まるチャンピオンやニンジャ、他のメンターの方々に教えてもらって成長していきたいです。

CoderDojoはニンジャもメンターも楽しめますよ。すごくいいところです。興味をもったらぜひお近くのCoderDojoへ

CoderDojo Japan

本町でもニンジャ、メンターは随時募集しています!メンターに関してはプログラミングできるできないはあまり関係ないので!!

CoderDojo本町

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